最近は InfoMessenger (略称 MSG)の次期リリースに向けた開発をしています。
MSGは極力シンプルなデザインと使い心地を目指しています。
そこが現在勢いのあるSlackやチャットワークとの最大の違いというか、そこくらいしか自分のリソースでは差別化できないので、そうしています。
向こうはどんどん複雑化していってます。バリバリのプログラマ御用達。ライトユーザーも使えますが、メインターゲットにはしてないですね。特にSlackは。
MatterMost というSlackのOSSクローンのソフトがあります。
これを使えば、自分のサーバーに無料で Slack が設置できます。
社内でしか使いたくないというユーザーには持ってこいでしょうね。
Slackは内部的には個々のユーザーが閉じたネットワークなので、OSS製品に代替される可能性は高いと見ます。
チャットワークと、ヌーラボの typetalk は日本国内で成功しているチャットサービスですが、どちらにもお客様の要望受付のページあります。
この窓口には顧客の本音が書き込まれるので、開発者の観点からも参考になります。
とても単純な要望が長年実現されていなかったりします。
これは恐らく、アーキテクチャ的に変更の影響度が高すぎて開発コストが高すぎるために保留とされているのでしょう。これも複雑化・多機能化の負の側面です。でかすぎて身動きが取れなくなっている。
どこかで読んだのですが、ハウルの動く城パターンという命名が秀逸でした。どんどん機能を追加していって、最後は崩壊してしまう。まあ実際にはそうはならいでしょうが、簡単な変更も難しくなるのは確かです。
というわけで、また開発に戻ります。